Galaxy Note7の爆発原因はやはりバッテリー。Samsung電子が発表。
こんにちは、@tomoki_desu。
Samsung電子は1月23日にPress Conferenceを開催し、爆発事例多発により生産販売終了したGalaxy Note7についての爆発原因を発表した。
Press Conferenceを韓国にて開催。
同社は韓国・ソウルにてPress Conferenceを約1時間程度開催した。Press Conferenceの内容はSamsung Mobile(YouTubeチャンネル)にて英語&韓国語でライブ中継された。
Samsung無線事業部長であるDJ Kohが頭を下げ「顧客と通信キャリア、流通取引先、すべてのパートナーに深く謝罪する」「バッテリー設計と製造工程上の問題点を製品発売前に最終的に確認し、適切に検証できなかったことについて責任を感じる」と述べた。
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登壇した無線事業部長 DJ Koh |
Galaxy Note7の爆発原因は「バッテリー」。
700人のエンジニアがGalaxy Note7を20万台、バッテリーを3万台用いて爆発原因について調査を行った。Samsungはもちろんのこと、外部専門機関とも連携した。調査の結果、2社から供給されていたバッテリーのどちらにも問題が見つかった。
2社はBattery AとBattery Bとされていて、バッテリー製造会社の名前は伏せられていた。blog of mobileによると、「1次リコールはグローバルでBattery Aを採用した個体が対象。中国ではBattery Bを採用していた。」という。この情報から、Battery AはSamsung SDI製でBattery BはAmperex Technology製と見られている。
Battery Aはバッテリーの設計ミス。
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正常な状態のバッテリー |
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今回問題となったGalaxy Note7のバッテリー |
Battery Aには設計ミスがあった。バッテリーのケースデザインが小さく、マイナス極の先端が曲がっており、正常な位置になかったため爆発してしまったという。
Battery Bは製造過程で発生した欠陥。
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正常な状態のバッテリー |
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今回問題となったGalaxy Note7のバッテリー |
Battery Bでは製造過程で問題が発生していた。プラス極・周辺の溶接に問題があり、本来であれば突き抜けない部分が突き抜けてプラス極とマイナス極が接触し、爆発に至った。また、絶縁テープを入れ忘れている端末も見つかったという。
Samsung Mobileはこのバッテリーを製造したメーカー2社に対して責任を問わない方針だ。責任はSamsung Mobileが取るという。
再発防止の取り組みを発表。
Samsung電子は今後の(今回の上記問題についての)再発防止策として「8 Point Battery Safety Check」を行うことや外部専門機関からアドバイス等を受けることにしている。
ソフトウェアに欠陥はなかった!?
Press Conference前の爆発原因のリーク情報では端末を制御するソフトウェアに問題があったのではないかと言われていたが、今回の発表ではバッテリー以外のGalaxy Note7本体ではとくに問題はなかったというのが公式見解だ。
今回の内容は動画にまとめられている。
今回のSamsung Press Conferenceの内容について(Galaxy Note7の爆発原因についてと再発防止策について)は2分30秒の動画で分かりやすくまとめられている。
Galaxy S8に期待したい。
Galaxy Note7は非常にモバイル業界においても期待の高かったスマートフォンであった。次期フラッグシップGalaxy S8では今回の件を通してしっかりと安全対策に取り組みリリースして欲しい。Samsung好きの1人として期待したい。
最後までお読み頂きありがとうございました。この記事についてご質問やお問い合わせ等がありましたら投稿者 @tomoki_desu までご連絡ください。
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